躊躇う背中を運命に押される この世が平伏す 勝ちどきの為に奢り高ぶれ

プロ野球が今年も開幕しましたが楽しすぎる開幕戦だった。


まずはTVで途中から見ていたヤクルト―巨人戦

青木の抜けたところに上田を入れたいことを考えると本来1番上田2番田中になるはずだったと思うのですが相性を考えてかそれを入れ替えて1番田中2番上田という打順。
1回からこの1,2番が機能していたっぽいですが惜しくも点は入らず。

しかし3回9番の石川自らの安打にまたも1,2番が続き2点先制。上田盗塁死もそこから更に連打で3点目も。

そして石川もノーノーピッチング。5回裏らへんから帰宅して見始めたけど球数少ない上に三振少ないと言う絶好調のときの感じ。
不調とはいえ、なんだかんだで怖い上に去年スクイズ決められたりとかで打者としてもやや怖い思い出がある内海も代打で降板でよしきたと。

ただし、安打の割に点が取れず拙攻で心配していたら7回に巨人側の守備の乱れのような形から追加点で一安心。

更に石川も打たれないまま進み、ノーノーが見えてくる...TVで開幕戦のノーノーは今までない的なことがあって期待が高まる。7回でいい意味でも悪い意味でも空気を読まずに打つ村田も抑えているため、最終回は2アウト満塁でもない限りノーノー継続なら出て来ないからそういう意味でも安心。
がここで一つ問題が。

別球場での中日広島戦。吉見がノーノーどころか完全試合ピッチング。
...ヤクルトという球団の性質とかからするとこれって石川がノーノーやると吉見がパーフェクトやって印象薄くなり、吉見が打たれると石川も打たれるんじゃねえかと言う嫌な予感が。
去年8点差追いついた試合も翌日別のところが同じことやって霞んだりとか、何か地味扱いされる印象あるんだよな。

でそのまま進むと吉見が打たれ、これで印象消されることはなくなったと思ったところで最終回代打太田。
全然打ててないし、プロでの実績もほぼないから安心だけど案外こういうところで崩れたりするんだよなあと思っていたら外野にボールが飛ぶ...がフライで一安心。

...と思ったら次の坂本に打たれたよとorz
今オフで守備を教えた宮本のグラブを弾いたのは恩返しというやつか...守備の恩返しなら守備でやってくれよorz

それでもエースとして本当に大切なのは勝つこと。
ここで抑えてくれと思ったものの、ボウカーに打たれ1アウト1,3塁となり、しかも降板。
点取られてないならエースとしてここは投げてもらうべき...と思ったけど怪我らしくて心配。
試合は点取られても勝てばいいやと思ったもののバーネットが無事二人をアウトにして完封勝利。
なお、石川は脚つっただけらしく安心。
巨人が開幕で完封食らうのは初めてらしいからなんだかんだで記録も作れたし印象に残るいい投球だったと思う。
しかし、去年の前半は3番がいなくて今年は5番に困るとかなあ。
川端は正直3番に置きたいけどミレッジも3番に置きたいタイプ。
誰かそこそこ長打力ある人いれば片方7,8番に置いて恐怖の下位打者とかにしたい気もするんだがそれもいないからなあ。
安打打てても打線がつながらないのは早めに改善しないとまずいと思う。
無駄を減らしていかないと厳しいチームだし。

一方他球場も面白いことに。
中日広島線はパーフェクトを逃した吉見が4番栗原、若手期待の(ここら辺詳しくないのでよく分かりませんが)堂林、更に天才打者とも呼ばれた代打の切り札前田の連打で2点を返していると。
結局中日が逃げ切ったものの7回までパーフェクトでのこの展開は面白かったんじゃないかと。


日ハム対西部は涌井の勝ちで斉藤は開幕戦捨て駒で可哀想だという大方の予想を裏切り(なお一部では涌井がやらかすんじゃないかという意見もある程度あった模様。ネタ的な意味も込めて)涌井が炎上し、斉藤が1失点完投勝利という展開。
まさかの勝利...というより本当に完投したことに驚き。
持ってるんじゃなくて、背負ってるというコメントはよかったと思う。
正直ずば抜けたところがある投手ってイメージは皆無なんだけどメンタルが強いのは武器だと思う。

楽天対ロッテはダルビッシュ抜けた今NPB最強投手とも呼ばれる田中がまさかの5失点。
まあ、自責2だと考えればそこまで田中自身は酷くない...というか守備待てよ、って感じなんだけど。
ヤクルトファンの俺としてはホワイトセルが二打点に満足。
戦力にならないから放出されたんじゃないし、契約条件に不満を持って出て行ったわけでもなく、ポジションの都合での放出だから頑張ってほしかった。
まあ、契約条件とかでもめて出て行った選手でもよっぽど酷くなければ応援するんだが。

去年ダルビッシュも開幕戦炎上したけどそれ以降は凄くて連続無失点記録とかもやっていたはずだし、田中のここからに期待。

ソフトバンクオリックスは本日唯一の意外性の少ない試合。
一応今年初HR出てたりとかするんだけどね。
ただ、一試合くらいこういうのがあって比較できたほうが楽しくてよかったと思う。


最後に残った横浜対阪神
エラー絡みから阪神先制でやっぱり横浜はきつい上に相変わらずなのかと思っていたらノリさん同点打にエラーした森本が名誉挽回勝ち越し打。
そのまま逃げ切りたいと思っていたら関本が逆転3ラン。
ここもエラー絡みで横浜h(ry
最終回に抑え藤川。秋の勝負所は打たれる印象ないけど基本的には日本トップクラスの抑えだし、決まりだろうと言ったところで森本2ベースで送りバントにより1アウト3塁。
ここでラミレスきたー!
怪我で出れないとのことだったけど代打は大丈夫なのか。まさにここで切るしかない切り札って感じでわくわくする。
結果はさすがのタイムリーヒット
延長戦にこれで繋ぎ、さらに延長は死球で出塁した石川が盗塁、送りバント、さらにまたもノリさんの犠牲フライで勝ち越し。
ノーヒットで点が取れるってのはしっかり繋げないと難しいので今年の横浜...という期待...期待が次の回orz
関本は抑えたものの平野の3ベースに柴田の犠牲フライであっさり同点。さらに鳥谷ファアボールで新井もエラーで出塁。
最後は抑えたもののんー...エラー多すぎだろうと。
ただ、中畑監督が最後まで気力を持てば変われるなと思ったりも。
いや、本当は最初駄目だろうって思ってバカにしてたんですが、さーせん。
中畑監督とラミレスの心が折れたら終わるとは思うけど、そうならずに頑張ってほしい。

とまあ、全体的に面白すぎた開幕戦でした。
巨人ヤクルト戦以外はテキストとかでしか見てないけど笑いすぎて腹筋痛くなるほど楽しめましたと。
今年は盛り上がるといいなあ。そして、戦力的に厳しいという予想してはいるけどヤクルトの優勝、日本一を祈って終わりますと。