オーズ映画&最終話&全体感想

とりあえず簡単にまとめておこうかなと。


映画

暴れん坊将軍とのコラボと言うことで正直期待してなかったんですが意外にいい感じでした。

序盤でメダルの大半を奪われたため変身できなくなり、さらに江戸時代にまで映司らは送られてしまい、伊達さん(映画だとバースは5103じゃない)らとも離れた状態でヤミーが出てくると言うピンチ。

そこで一緒に送られてしまっていた伊達さんのメダル入れのところにあったバースドライバーで変身...映司バース弱くてふいたw

いや、初変身であれだと妥当なのかもしれませんし、江戸時代の住民かばったせいもあるんですけど、どうもアギトのときの翔一G3が強かった印象があるせいでちょっと予想を外されたと言うか。んー、他に元々仮面ライダーな人が人造ライダーに変身した例あったっけ? 朱鬼が鬼の鎧とか逆パターンの193→ダークキバはあったけどない感じかな。思いつかない。でもまあ、元々ライダーと言っても自分の力で変身したアギトと毎回ベルト必要なオーズじゃ別物ってのがあるのかもしれん。

ぶっちゃけ見せ場は結構宣伝のところで出されているのでそれ以外だと二つくらいかな。その2つがよかったから満足できたんですが。

メダルがない状況で再度ヤミーが出てくるところでの変身。足りないメダルはアンクが「もう一枚はここにある!」と自分の最後のメダルを差し出すところ。ちなみに他のメダルは奪われているのでこれでアンクは消滅。ちゃんと返せば戻れるから取られるなと言い残して。

うん、やっぱり燃えるよ。こういうのは。
ちなみにこんなときでもしっかり残っているトラとバッタ...本編でもタトバに変身できないってのはほとんどなかったし、ある意味こういう点がコンボだったのかもしれん。

そのまま立ち向かうも『所詮』はタトバ。劣勢になるも将軍登場で3枚のメダルを貰い、ブラカワニに変身してヤミーを撃破。

もう一つよかったのがガラが欲望によるセルメダルを早くためるために鴻上の提案で映司の欲望を叶えに行った時のこと。

YESを選べば映司だけを元の時代に返す。NOなら残す。
その二択、映司なら当然NOだと思っていました。YESを選んだら世界が滅びるという裏もあったから。

しかし、比奈たちも一緒に駄目かと言われ、家族みたいな存在なのかと問われ、そうだからと答え、家族も一緒にという条件を引き出し、まさかのYESを選択。

これが「手の届くのに、手を伸ばさなかったら死ぬほど後悔する」という意味だったのかと思った。

その欲望でセルメダルが大量に生まれるものの世界は滅びず、一緒に江戸時代に送られた人も戻る。その理由がみんな家族だと思っているから、それくらいじゃないと映司の「欲望は満たされない」と。

どんでん返しの展開も非常に納得。いつだかの非常に大きな映司の欲望も、どこか感じていた映司の欲望に対する違和感や気持ち悪さもそれらを抑えて割り切ってるように見せてたらなあと。


そして、伊達さんや後藤さんらの努力もあり、最終決戦へ。
宇宙きたーの協力もあり、倒したと思ったところで紫のメダルを三枚奪われ、ガラがドラゴン態に。

苦戦しているところでグリードたちが現れ、自分たちも切羽詰まっているからとメダルを託されて(なお、全部のメダル出しているわけではないので消滅なし)まずガタキリバに変身した後、分裂したのがそれぞれ別コンボに変身して撃破という感じ...

おい、ガタキリバチートすぎるだろ。
本編で出番少なかったのも納得できる。予算説もかなりあるらしいけど一応使用した回では他のコンボは所持メダルの関係上無理な状況だったはずだし。

そうなると当然負けるわけもなく、撃破。しかし、電王のときもあったけど全フォームそろい踏み(今回はコンボだけど)ってのはいいなあ。正直CMでネタバレは勿体なかったと思う。

他にもいくつか見せ場とかあったし、ガラに憑依されて母親とその子供の話とかもありはしたけど個人的にはここまでに書いた部分のが印象に残ったなあ。


最終回

ウヴァ完全態に後藤さんと伊達さんが苦戦しているところに映司登場。
10枚目のメダルでタトバに変身し、圧倒する。
しかし、映画限定ブラカワニの除いてもシャウタやサゴーゾの10枚目は出てないと思うけどそれらってどうなったんだろうなあと少し思ったりも。

しかし、公式でタトバフォームと書かれるほど不遇だったタトバコンボの逆襲のタトバキックが決まった...と思いきや、ウヴァに新たにメダルが補充され倒せない...
ウヴァは暴走させられそうになるのを恐れて逃げたものの10枚目のメダルは結局崩壊...タトバ泣いていいよ。


その後アンクともう戦わなくていいことになり、暴走してメダルの器になったウヴァを止めに行き、真木と戦う。


アンクと協力し、メダガブリューに溜めこんだ全てのセルメダルを投入しダメージを与えるものの倒しきれない。そこで暴走しかけたところにアンクが自分のメダルを投げる。

「タカ! クジャク! コンドル!」

これがアンクボイスなのが凄く燃えた。
しかも戦闘も攻撃する瞬間アンクが現れてるんだよな。
ある意味このときはW以上に二人で一人の仮面ライダーだった感がある。
映司自身の生身状態で殴っていたロストアンク戦、上で書いた映画でのアンクからのメダルを渡された変身の二つを思い出させながらもそれ以上の厚さを出したのは凄いと思いました。

最後は紫メダルのギガスキャンで真木ごとメダルの器を破壊。

空から落ちていく途中欲しかったのは命だろうと死んだら意味がないと言いかける映司にアンクが「ただのメダルの塊が死ぬところまで来れた。こんな面白い、満足できるところがあるか」「お前がつかむ腕はもう俺じゃないということだ」と言い残し、散っていく。

そこにカッターウイングで飛翔してきたバース=後藤さんが助け、さらに地上で比奈、伊達さんらが待ち受けて「俺が欲しかった力…どこまでも届く俺の腕。こうすれば手に入ったんだ」と、一人じゃなく皆で力を合わせていくことで無理だったことも可能になることに気づき、アンクのメダルのかけらを持って最後に旅にでて終わる。

自分はオーズの登場人物は途中まで全然死なず、完全に退場したのも敵側のグリードだけだったのでアンクも残るだろうと予測し、映司の紫のメダルを抑えるためにアンクが映司に寄生して終わるみたいな感じを予測していたんですが、完全に外されましたと。

ハッピーエンド好きだから見方全員生存して欲しかったのはあったのにアンク消滅したけどこれでよかったんだと思える終わり方でした。

主要人物も亡くなっていったWと逆の形でしたが、2作連続綺麗に終わったのも満足かな。

まとめ

前に書いた気がするけど最初は平成ライダーのところからいろいろ持ってきて組み合わせている感しかなかったんですけど、それが上手く嵌ったうえでオーズとしての特色をちゃんと作っていたのが上手かった。

映司が言っていることは共感できるのに気持ち悪さを感じていてそれがちゃんと納得させられていたのもよかった。

「欲望」という子供向け番組っぽくないのをテーマにしておいてそれでそれを否定せずに描き切ったのも凄かったんじゃないかなと。
正義のための人の残酷さ、誰かのためにしたことが必ずしもその人のためになるわけではないということなどをやってくれるとはね。

映画(夏のしか見てないけど)も含めて全体的に満足以上の出来でよかったです。シリアス、ネタ面両方で面白かった。
次回作のフォーゼは正直動いてもださく感じてるし、ノリも大分変わるけど一応今のところそれなりに面白いので期待してます。
うん、大丈夫。ださいのはディケイドコンプリートフォームで慣れたよ。