さらば電王感想

迷ったのですが、見てきました。以下ネタバレあり


久々に良太郎らに会いに行こうとするモモタロス達。
相変わらずのコハナとモモタロスの掛け合いの中突如寒気に襲われ、幽霊列車が通り、そこから現れた男が幽汽に変身して、二体のイマジンとともにモモタロスたちを襲う。

本編でモモタロスら(というか残りの三タロスか)が憑依せずにもともとの状態で戦って他のイマジンにやられていたところがあったので、やばいんじゃないかと思ったものの善戦する。幽汽以外には。しかもその正体がイマジンに憑依された良太郎であることも判明する。

徐々に追い込まれていく中、ゼロノスが助けに来る。も、コハナを庇い、重症を負う。
すでに消えてしまった未来の自分の子供ですからね...

そして、やられるかと思ったところに色違いデンライナー及び幸太郎とテディ登場。ストライクフォームに変身して、イマジンの一体を瞬殺したところで幽霊列車が通り、幽汽と残りのイマジンを回収していく。

で、デンライナーに戻ってきて事情を聞いたところ、幸太郎が良太郎の孫で、幽霊列車などについても説明を聞く。
幸太郎は時代交代とか、良太郎の悪口を散々いったことでモモタロスが怒る。しかもなにやら良太郎にうらみがあるとか。モモタロスのネーミングセンスや見た目のセンスがないと言っていますが、テディも大差ないと思いまs(ry

そんななか幽霊列車が出現し、幸太郎がマシンデンバードで行ってしまう。追いかけようとするモモタロスらだったが、デンライナーデンバードなしでは動かない。

で、幸太郎が残りのイマジンをこれも瞬殺し、幽汽と戦う。

一方デンライナーが突然動き出す。なんとオーナーが自転車を設置してそれを漕ぎ、電力発電か何かで動かしている。
ってそれで動くのかよと。オーナーが凄いのかデンライナーがしょぼいのか...


幸太郎は幽汽相手に有利に戦うものの、今回の黒幕、死郎によって呆気なく敗れる。というか死郎の武器独楽かよ。やたら高性能だし。間一髪モモタロスらに救われ、そこでモモタロスが良太郎の思いを聞くとともに、幽霊列車の行き先の時間を書かれたチケットを手に入れる。


一旦デンライナーに戻ると、大口を叩きながら敗れた幸太郎は落ち込み、モモタロスは責めずに、そのまま1729年を目指す。良太郎がゾウを守るように言ったらしい。


一方現代の時間では侑斗が眼を覚まし、デネブに過去へ行くように言う。この時間を壊させないようにと。「俺たちが守った時間だ」と。

モモタロスらが過去に向かい、拠点とした先にいたのはジーク。正直役に立たない気がしたのは俺だけじゃないかと。
まあいろいろ面白いキャラなのですが、今回は出番が少なく、むしろ無理に出す必要はなかったと思ったりも。

さらにデネブ合流。なんかすっかりおばちゃんたちに気に入られている様子。しかもモモタロスとかのことを少し怪しく思いながらも外国人だからとかって勝手に納得。まあ、あの頃のペリーの絵みたいなのを見ると納得しても不思議じゃない気も。

幽霊列車ではソラに、死郎を止められるのかと尋ねられた良太郎が、止めると、自分が無理でも仲間が止めると言い切る。
ここら辺というかその前辺りからその様子はありましたが、ソラは死郎がやろうとしていることを喜んでおらず、むしろ止めたいらしいと。

そして象についての聞き込みをすることに。幸太郎にウラタロスが憑依する形で。まあ、調査に関してはウラタロスが一番まともにできそうなのは確かなのですが、お約束のごとくナンパを。

リュウタロスが愛理に似ている人たちを見つける。ここでもいつもの2人の先祖らしきのが誘いをかけている。そこでゾウが来ることが判明。てっきり何らかの像の間違いかと思っていました。

その後、幸太郎が一人で抜け出して木の枝を振るって剣の練習をするのを見て、モモタロスはかつて良太郎が同じことをやっていたのを思い出し、似ていると告げる。弱いところがと聞き返す幸太郎に、本来なら落ち込んで一緒にもいられなくてもしかたないのに、それでも立ち向かおうとするところがと。

その夜、テディが死郎が死の世界の人々を引き連れていることを見る。目的はゾウではなく、ゾウを見る人たちを皆殺しにすること。見つかり襲われボロボロになりながらも、その情報を伝えに戻る。

それを知ったモモタロスたちは負傷している幸太郎やテディを置いて翌朝必死に町を守る。というか死の世界の人たちが何気に強いと。数がいるからとは言え、イマジン相手にあそこまで戦えるのか...

そんな中、モモタロスリュウタロスは幽汽と戦い、一瞬隙を作り出すも変身を解かれ攻撃できない隙にまた不利になっていく。
ウラタロス、キンタロス、デネブも合流するものの、幽汽相手に押されていく。

必死に良太郎に呼びかけるモモタロス、しかしその言葉は届かず、とどめの一撃を受けてしまい、モモタロスの体が徐々に砂になりかけていく...

多分一番感動した部分はこの辺りですね...最後まで信頼し続けて...

倒れるモモタロスの手を幽汽がつかみ、モモタロスの体も赤色に戻っていく。そのまま良太郎からイマジンを追い出し、モモタロスが憑依。「俺、参上!」

クライマックスフォームで一気にイマジンを撃破。

しかし、幽汽のパスが死郎のところに飛び、そのまま死郎が幽汽に変身。さらに無数の独楽からイマジンが生み出され、独楽の攻撃で変身が解除されてしまう。

そこへ駆けつける侑斗とコハナ。しかもパスを全員分オーナーから借りてきたと。そんなにあるんでしたら、本編の頃から持ってきましょうとか、言うのは言わないお約束というやつですね。


今まで何もしていなかったジークが変身した後に、全員変身。
イマジンを倒していき、ライナーフォーム(良太郎)と、ソードフォーム(モモタロス)が幽汽を追う。

良太郎が、ソラが悲しんでいるのは死郎のためだという呼びかけも届かない。

幽汽の圧倒的なパワーに押されつつあるものの、そこへ幸太郎とテディが登場。3対1で形勢逆転。というかテディが剣として単独で戦った方が強く思える件についt(ry


三人同時必殺技で幽汽を撃破。ソラに抱かれたまま、死郎は向かう。永遠に一緒にいられる死後の世界へと。


ゾウが逃げてしまったために、代わりにデンライナーを見世物にしていると愛理に似ている女性が、笠を被った男と出会うところを見る。それで特異点である良太郎自身に先祖を消させ、自分を消させることで死後と現世を入れ替えるつもりだったことが分かる。顔を隠していたのは桜井さんに掛けるためかな


そして、幸太郎の恨みが判明。運が悪いのは良太郎のせい及び、未来では古い名前である幸太郎と名づけたのが良太郎であることだと。しかし、今はこの名前でよかった、そう告げる。

未来で祖父に幸太郎が「ただいま」と声をかけ、歩いていくところで終了。

全体的には本編後半に感じられた成長したモモタロスの話だったように思えますね。
後は劇中でもでた世代交代、最後の戦い、信頼など。

CMで流れている部分が重要なところの9割以上だった気もしなくもない。

それなりに上手くできていても、時間がないからどうも物足りなく感じるんですよね、仮面ライダーの映画版は。

何で未来にイマジンがまだいるんだとか、ゼロノスに変身するカードはもうないじゃなかったのかなどツッコミどころも多かったりしますが、その辺りはむしろそういうものだと割り切っていい作品だと思います。

良太郎が敵に回るという構図だったのが、ちょっと失敗だったかと思えたりも。この話が締めに来るってのも次のライダーがいるってこと以外の区切りになっていませんし。

悪くもないですが、これをやるのでしたら、本編の途中でもよかったかもしれないと思います。

完全に自分の希望ですが、ゼロノスのアルタイルフォームやベガフォームも出して欲しかったかなとも。