エヴァンゲリオン破感想

エヴァ破を見てきました。
以下感想。
ネタバレありなのでご注意を。


全体的に迫力があってよかったかなと。
AIRなどの以前の劇場版がアスカ編なら今回はレイ編ですかね。

レイが碇親子を和解させようとしたり、アスカにシンジをどう思っているか尋ねられてシンジといるとポカポカして、シンジにもそう感じてほしいと言ったりなどの人間らしさを得てきてと。


今回でもっとも印象に残ったのは第十使徒

マリが弐号機を勝手に使って出動するものの、敵わない。獣化形態とかいう裏技的なのを使ってすら...

で、いや待ってください、マジで的な展開。
だってレイがどう見たって自爆→3人目フラグの出動の仕方をしていると。

そして、マリが乗る弐号機との連携で本当に自爆まで...
戦いたくないシンジがエヴァに乗らなくてもいいようにと...

しかもそれでも倒せないで喰われるって...

何か想像以上に最悪の展開。

が、そこでシンジが初号機に乗って出動し、「綾波を返せ」と叫んで、代わりなんていないと言って覚醒して神に近い存在にまでなってレイを救出。

かなり熱かった。本気でシンジかよって思うぐらい。



ちなみに当然と言うべきかその分アスカの比重がやや減ってはいますが、周りを認めたり、自分が笑えるんだと認識したり、レイの計画のために三号機のテストパイロットになろうとしたりといい方向に向かっていました。
というか減っている気がしないかも。

が...三号機=orz なんですよね。
予測通り使徒に乗っ取られて...ダミープログラムの初号機に...

ただ、何とか一命は取り留めた上に、次回予告を見る限り復活するはず。多分どんどん酷い方向に向かっていったアニメ版とかとは違い、途中で酷い目にあっているこっちの方が幸せになれる可能性がありそうなのは幸か不幸か。


新キャラクターのマリも割と好きかな。
正直予測していたのとは全然違う感じでしたが、物語にあっていていい感じ。
戦闘を楽しんでいる感じなのに戦おうとしないシンジは何とか逃がそうとしたところとかは特によかったかな。
ただ、いきなり映画開始早々五号機で出動して自爆したのは意表を突かれましたが。
今のところ謎だらけなんですよね。誰の指示で動いているかとか、弐号機の獣化形態を知っていたりとか...アスカ関係者だったりするのかな? カヲルみたく弐号機を別の人が使っていたケースが過去にあるから関係ないかもしれないけど。

その他に印象に残ったのは加持さんの暗躍ですかね。相変わらずいろいろやっているようで。シンジにミサトのことを頼んだりしていますし、他にも子供たちに大切なものを伝えようとしていますから。彼が本当にやろうとしていることが知りたかったり。何かで出ていましたっけ? wikiで調べたら漫画版だと描いてあったらしいですが、覚えていないから後で立ち読みして確認するか。


順番が思い切り無視した感じで書いていますが、最後はカヲルが六号機を使って貫くことで初号機が引き起こしかけたサードインパクトを防いで終了。


最後のカヲルの今度こそシンジだけは幸せにするという言葉はどこまでを目指しているのだろうか。


次のQでアスカが復活するっぽいことと、前見たくヤンだりしなそうなことからもう少し幸福な結末もありえそうですが、カヲルのいうシンジの幸せにはシンジ以外のことは入っていない気がするからなあ。

一方のシンジは自分が殺されたって殺したくないとか助けたいとかだったからそれと合わせないと幸せにはなれないだろうし、カヲルと決別して本気で戦うって展開もありえないわけではない気がする。

ただ、カヲルがシンジと戦うことを望む気もしないので難しいところですが。