Kanon 19〜24

全部視聴終わりました。


栞のことで落ち込んでいる中、名雪が部活の大会があり、6人ぐらい抜いて優勝と。
名雪って早いんですよね...外見からは想像が

そして、少しずつあゆとの昔の思い出が戻ってくる。

ここら辺からはあゆと名雪の話が交互にって感じですかね。

顔を洗いにいって覚えた名雪はある意味凄いと...

で、学校の後にあゆの探し物を手伝いにいっているうちに昔のことを思い出し、あゆが目の前で大切な人を亡くしたことあるかと尋ねる。
「どうすることもできなかった 自分がどうしようもなく、無力な子供なんだって嫌というほど思い知らされた 僕にできたことは大切な人のお母さんのことをただ何度も声がかれるまで呼ぶことだけだった もうあんな思いはしたくないよ」

その言葉に、真琴、舞、栞のことが思い出される。

舞は怪我だけで生きているけれど、真琴はもう戻ってこなくて、栞は余命わずか(入院だけで済んだかと思っていたら後から話されたことからやっぱり残り短かったらしいですし)で、祐一にとっては何もできないどころか、頑張って笑顔でいることすら気づけずに分かれてしまったばかりですし...

そして、思い出していくほうでは物語の鍵となる(?)3つの願い事がでてくると。

一つ目は忘れないでいて欲しいと。

あゆと祐一がバカップルとしかいいようがない感じになってきた感じで、二人があゆの学校に行こうとするが、その学校がなく、突然あゆが急いで走り出して、雪を掘っていて、そのどこかに探し物があると思うと。

明日明るくなってからにしようとするも「だめだよ、だって夜は明けないかもしれないよ」と...そして、もう会えないと思うと言っていなくなってしまう...

そして、また過去の思い出で2つ目の願いが学校だったと。実在しない山奥の学校もあゆのその願いに関するものらしい。

あゆがいなくなって落ち込む祐一を名雪が励ます。自分の気持ちを隠して...健気ですよね。

過去の記憶であゆが祐一が渡した願い事を叶える人形を埋めたことを思い出す。最後の一つの願いを残して...
探し物はこれだったみたいですね。

名雪が壊れた雪兎を見て、直し、何か思いださないか聞くけれど、思い出したのは舞が昔母親のために作って動物園みたくしていたことぐらい...

その後、願い事の人形を名雪、北川の助けで見つけると。
北川は部活の大会のときも、勝てば祐一や香里が元気が出るから頑張れって言ったりと、いいやつなんですよね。

の割に感謝されませんが。

そして、名雪との雪兎の思い出を思い出す。名雪が告白したところをちょうど何らかの原因で悲しんでいて八つ当たりで雪兎を壊して...


そんな後に、秋子さんが...事故にあい、名雪が苺のケーキを買ってきてと頼んだ自分のせいだと責めてしまう。無理もないですけどね...

「奇跡って起こせる? 」とこの言葉が関わると悲しいことばかりになっていく印象のある言葉が名雪からでる。
名雪を必死に慰めようとするも、名雪は心を閉ざして、みんなや自分がいるという言葉にも祐一にとって、反論できない七年間も忘れていたことなどを言われてしまう。「うそつき」何度もあった台詞ですが、今回が一番重いと。

「私、もう笑えない。笑えなくなっちゃったよ」。つらくても笑っていたけれど、もう笑えない...

そんななかで、あゆとの最後の思い出を思い出す。プレゼントを送ろうとしていた日に、あゆが木から落ちてしまったことを...
ちょうど来た北川に任せて、家をでてその木があったところを目指す。

う〜ん...少し酷いんじゃないかと思うんですよね。名雪をこの状態で置いていくのは...
この状態だからこそってのもあるのかもしれませんが...


その途中で倒れてしまうが、まさかの真琴登場...

と思ったら、本物の方だったと。
自分は昔のまま、誰かを苦しんでいても何もできないで同じことを繰り返しているだけだという祐一に

「知ってる? 北国の木はね。年輪がはっきりしているんですって。冬の寒さをずっと耐えて、そうして年輪が増えていくの。そうやって育った木は強く丈夫に成長するわ。人間も同じ。悩んだり苦しんだりして強く優しくなれるんじゃない? もしだれかと約束をしたならちゃんと守ってあげなきゃね」

と励まされ、おなかがすいたら食べるようにと言われ、冷蔵庫を見ると...肉まん...狐真琴の奇跡ですかね...

一方名雪も香里によって、励まされる。「あなたには私と同じ間違いをしてほしくないの。心を閉ざして、悲しみに浸って、周りの人をもっと苦しめるようなことはしてほしくない」
友達とか以前に大切な人を失うことを恐れ続けていた彼女だからこそここは意味があるんだと思います。

一緒にいるという香里を、北川が栞の側にいなくていいのかと尋ねるが、栞が大丈夫だから、行ってと言ったらしい。この姉妹大好きです、本当(何


そして、約束を守りに行くところで、OP「last regrets」の少し変えた奴(?)が流れる。これが途中で流れるのは二回目だけど、本当反則的に思えます。

そこで回想、及び少し前の夢を見た後、あゆが現れる。
もうお別れだというあゆに3つ目の願いを叶えさせて欲しい。そう伝えるとあゆは

「僕のこと忘れてください。僕なんて最初からいなかったんだってそう思ってください。僕のこと忘れて」

それでいいのかと聞き返す祐一に

「だって僕もうお願いなんてないもん。本当はもう二度と食べられないはずだったたいやき、いっぱい食べられたもん。だからだから僕のこと忘れてください」

そう言い切ったあゆに祐一が

「お前は一人ぼっちなんかじゃないんだ。その願いは駄目だ。聞けない。俺がお前を忘れられるわけないだろ」

そう言った祐一にあゆが本当の最後の願いを決めて伝えて消えていく...


ベンチに座る祐一のところに、名雪がやってきて、和解する。

その後、最終話

まず、秋子さんが回復し、明るくなる。学校で秋子さんの毒性特性ジャムの被害者リストに香里も載っていたことが判明。名雪、祐一、真琴、あゆ、香里で計五名か。

そして、栞も回復。留年らしいですけれど、治ってよかったよかった。

「こんなときは泣いてもいいんですよね」、本当は死にたくなかったと泣き出す。相当頑張っていましたからね。

さらにさゆりさん、舞も回復。卒業式に間にあったけれど、受験は間に合わず、浪人だとか。

ニコニコだと奇跡の安売りだとか言われているけれど、それの何が悪いと。

最後に秋子さんからの口であゆが死んでなくて、病院に入院していることが判明。

あゆのことをしった栞が

「例えば今、自分が誰かの夢の中にいるって考えたことないですか? 夢を見ている誰かは夢の中で一つだけ願いを叶えることができるんです。。夢の世界で暮らし始めた頃はただ泣いていることしかできなかった。でもずっとずっと夢の中で待つことをやめなかった。そして小さなきっかけがあった。願い事は長い長い時間を待ち続けたその子に与えられたプレゼントみたいなものなんです。だからどんな願いでも叶えることができた。病気の女の子を治すことも事故にあった人を救うことも怪我をした友達を治すことも」

願い事は一つじゃなかったのかと尋ねる祐一に

「その子が何を願ったかはわかりません。でも、もしかしたらその子の大好きな誰かにずっと笑っていて欲しい。そんなふうに願ったんじゃないでしょうか? そのためには周りの人たちもみんな幸せでなければならないでしょう」

と。あゆ同様無理にでも最後まで笑おうとしていたからこそ、そこまで分かったんですかね...

名雪

「私今なら信じられる。奇跡はあるんだよ。ファイト、だよ」

「ファイト、だよ」は何度もでてきていますが、すべていいと思います。

そして、舞が迎えにいってあげてと。

「約束を果たせるのは約束をしたその人だけだから」

7年前渡せなかったカチューシャを、幻のあゆに渡して幻のあゆと決別し、本物のあゆが目覚め、止まっていたときが動き始めて終わりと。

総合的に見ると、舞編や栞編が少々納得いかない気がするけれど、それでもかなりよかったかな。

奇跡に関しても、祐一やあゆのどちらかだけが起こしたのではなく、陳腐な表現かもしれませんが、主要人物全てで起こしたと考えたいです。


願い事に直接関わる二人だけじゃなくて、助けてくれる真琴(狐の方ではなく、本物でしたがそれも真琴がいたからこそ病院ではなく、励ましへと繋がりましたし)、北川がいたからこそ人形を見つけ出し、栞がいたから大切な人を失う辛さを思いだし、それに立ち向かえ、香里がいたから名雪が立ち直り、その励ましと、さゆりさんがいたからこその舞の言葉であゆとの約束を果たしに向かったから、このほかにも奇跡につながる部分はまだまだあったから(天野や、この中でも他にもいろいろと支えたり助けたりがありましたし)願い事が奇跡へ変わったのかなと。